さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!
祝日をすっかり忘れていたユリカ。スーパーが閉まっているのを知らずに、出かけてしまいました…
レッスンの内容
スペインの祝日の過ごし方
さっそく今日の会話をのぞいてみましょう!
会話
Yurika: He ido al supermercado, pero estaba cerrado…
スーパーに行ったのに閉まっていたわ…
Hoy es 12 de octubre, ¿es festivo?
今日は10月12日、何かの祝日かしら?
María: Sí, ¿no te acuerdas?
そうよ、忘れちゃったの?
Hoy es el día de la Hispanidad.
今日はスペイン記念日よ。
Se celebra el descubrimiento de América por Cristóbal Colón.
コロンブスの新大陸到着を祝うのよ。
Yurika: Como no se hace nada en concreto, como en Semana Santa, no sabía que hoy era fiesta.
セマナサンタみたいなにぎやかなことをしていないから、今日が祝日だなんて気づかなかったわよ。
María: La Semana Santa es algo especial.
セマナサンタは特別よ。
Dura una semana, hasta el lunes de Pascua.
イースターのカウントダウンをしながら1週間も続くものね。
Yurika: Una amiga mía se mudó a España a finales de marzo, y tardó muchísimo en recibir su visado ya que todo estaba cerrado por Semana Santa.
3月の終わりにスペインに入国した友達がいるけれど、セマナサンタでどの役所も閉まっていて、滞在許可をとるのにすごく時間がかかっていたわ。
María: No solo eso; también hay mucho tráfico en las carreteras, etc.
役所だけじゃないわよ。交通機関とかもずいぶん混乱するわね。
Yurika: Es muy incómodo… cada año me estreso por estas fechas.
あれは嫌よね…毎年ストレスを感じるお祭りだわ。
María: Yo no soy muy religiosa, y por eso siempre se me atraganta la Semana Santa.
私はそんなに信心深くないのに、それでもいつもセマナサンタには巻き込まれるわよ。
Yurika: ¿Qué podría hacer para pasar la Semana Santa sin irritarme?
イライラしないでセマナサンタの時期を過ごせるコツは何かしらね。
María: Cualquier fiesta tiene sus inconvenientes.
お祭りって非日常だから、普段の身動きがとりずらくなるものよ。
Lo mejor es no intentar seguir tu vida cotidiana como si nada.
お祭りの期間中は、日常生活を守ろうとして頑張っちゃだめよ。
Yurika: Claro. Hay que aprovechar las fiestas para disfrutar con los amigos, dejando de lado las labores de cada día.
そうか。お祭りなんだから、一緒に楽しんでおかなくちゃいけないのね。日々の仕事はさておいて。
María: Así es. Hay que salir de casa y pasarlo bien.
そういうこと。家から出て、出し物でも観に行けばいいのよ。
この一言で壁を超える
セマナサンタとは?
semana santa セマナサンタ
キリスト教国家スペインの「お祭り」のハイライトといえば、やはり「セマナサンタ」でしょう。
3月の終わりごろ、イースターまでの1週間が費やされるこのお祭り。スペイン全土で大々的に繰り広げられます。
その土地ゆかりの聖母みこしで練り歩いたり、歌あり、踊りあり、大変盛り上がるお祭りです。期間中は公共サービスや交通機関も潔くストップ。
信仰のあるなしにかかわらず、どなた様ももれなく巻き込まれます。
イスパニアデーとは?
La Fiesta Nacional イスパニアデー
1492年10月12日、この日にコロンブスがアメリカ大陸を確認したことから祝日となっています。
コロンブスが出航したParoの港があるHuelva県には、航海当時の「Santa María号」「Pinta号」「Niña号」のレプリカもあります。
アンダルシア旅行の際はぜひ、ウエルバに足を延ばしてみましょう。
つ・ぶ・や・き
セマナサンタのように全国規模のお祭りもあれば、地方ごとの特色あるお祭りもあります。
スペインのお祭りは、なにしろ「サービスが止まる」「長い」「激しい」というのがポイント…
無理に普段の生活のリズムを守ろうとせず、一緒に巻き込まれて楽しむ覚悟が大切です。
「踊るあほうに 見るあほう、同じアホなら踊らな損々」阿波踊りのポリシーで楽しみましょう。
ちなみに「ajo(アホ)」はスペイン語の「ニンニク」、もうご存知ですね。