さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!
初夏のスペインの暑さは、早くも夏本番…夏といえば…ビールが美味しい季節!お酒といえば、スペインでは何歳からお酒が飲めるのでしょうか!?
レッスンの内容
お酒は何歳から?
さっそく今日の会話をのぞいてみましょう!
会話
María: Ah, una caña después del trabajo… uno de los placeres de la vida.
ああ、一日の仕事を終えて、一杯のビール…これこそ人生の醍醐味ね。
Yurika: Está muy amarga, pero muy rica. La cerveza es una bebida misteriosa.
こんなに苦いのにすごくおいしいなんて。ビールって不思議な飲み物よね。
María: Los niños nunca sabrán lo rica que está la cerveza.
ビールの美味しさは、子供には理解できないものよ。
Yurika: Es que no les está permitido beber alcohol, ja ja ja.
アルコールを飲んじゃいけないしね。ハハハ。
Hablando de eso, ¿desde qué edad se puede beber alcohol en España?
そういえば、スペインでは何歳からアルコールが飲めるの?
María: Pues… no estoy segura. Creo que a partir de los 16 o 18, más o menos.
ええとね…私もはっきり知らないのよ。たぶん16歳か18歳くらいかしらね。
Yurika: ¿Cómo? ¿Por qué no estás segura?
ええ?どうしてそんなに曖昧なの?
María: Es que creo que cambiaron la edad hace poco.
少し前に年齢の規定が変わったのよ。
Siempre había sido desde los 16 años, pero ahora creo que es a los 18.
いつも16歳からだったのだけれど、今は18歳からだと思うわ。
Yurika: ¿Cómo puede ser eso…? ¿Desde los 16?
あり得ないわ…16歳からですって?
Es demasiado pronto, hay que proteger la salud y la seguridad de los jóvenes.
早すぎるわよね。若者の健康や安全を守らなくちゃ。
María: Es verdad. Pero en realidad hay mucha gente a la que no le importa eso.
その通りなのよ。でも実際には、そんなことはどうでもいいって思ってしまっている人が多いのよ。
Es un fenómeno muy desagradable.
嫌な現象よね。
Yurika: En Japón hay muchos carteles y anuncios con eslóganes que dicen “No beba alcohol antes de los 20 años”.
日本は「飲酒は二十歳を過ぎてから」とか、スローガンの看板や広告が色々あるのよ。
¿No hay algo parecido en España?
スペインにはそういうものは無いの?
María: Sobre una edad específica no los he visto.
年齢についての物は見たことがないわ。
Pero en los años ochenta había un anuncio muy famoso donde salía Stevie Wonder diciendo “Si bebes, no conduzcas”.
でも80年代に、スティービー・ワンダーが登場する有名なコマーシャルがあったわ。「飲んだら、運転するな」というのよ。
Yurika: Qué mensaje tan simple e impactante…
シンプルで大切なメッセージね。
Es verdad, no conducir si se ha bebido también es muy importante.
そうね、飲酒運転を禁止するのも、すごく大事よね。
この一言で壁を超える
¿Cómo puede ser eso…?
あり得ないわ…
残念なことですが、長期であれ短期であれ、スペインに滞在していると「あり得ない…」とつぶやきたいことにたくさん遭遇してしまいます。
そんな時は「¿Cómo puede ser eso…?(どうしたらこんなことが起こりうるの?)」とつぶやいて、すっきりしましょう。
公共サービスの遅さ、マナーの悪さ…あり得ないことも色々ですが、一方でそんな不快を払拭してくれるような素敵なこともたくさん!
それがスペインの魅力です。
eslogan
スローガン
もともとは英語の「スローガン」という単語。これを、「頭にS」の発音が苦手なスペイン人が発音するために「E」をつけて、「eslogan」となったものです。
スペイン語圏からのゲストに日本を案内するときに、必ず聞かれるのが「あそこに書いてある大きな文字は何だ?」といったような、街頭広告についての質問。
スムーズに解説するために、「Es un eslogan sobre~(あれは~についてのキャッチコピーです。)」という言い方がスマートです。
つ・ぶ・や・き
文中にも登場した「eslogan」のように、「s」で始まる英語からの外来語は「e」が頭に付くことが多いです。
「spaghetti(スパゲッティ)」は「espaguetis」、「spy(スパイ)」は「espía」などなど…
英単語の知識を生かして、スペイン語の語彙を増やすことも可能ですね。
それにしても、16歳から飲酒OKという時代があったとは…スペインの常識には常々驚かされます。
もちろん成人であっても、お酒は「飲んでも飲まれるな」。ほどほどに楽しみたいものですね。