「バルセロナ」と聞けば真っ先に浮かぶ、La Sagrada Família(サグラダ・ファミリア)。100年以上建設が続けられ、今も未完成の教会です。
今回は、バルセロナの町のランドマークであるサグラダ・ファミリアの見るべきポイントをご紹介します。
レッスンの内容
バルセロナのシンボル・サグラダ・ファミリア
Taro : ¿Cuándo empezaron a construir la Sagrada Família?
サグラダ・ファミリアの建築っていつ始まったの?
Javier : Empezaron en 1882.
1882年だよ。
Taro : Y aún siguen construyendola, ¿verdad?
それで、今も工事が続いているんでしょ?
Javier : Sí. Se dice que finalizará la construcción en 2026, pero ¿quién sabe?
うん。2026年には完成するって言われてるけど、分からないよね。
バルセロナのシンボル・サグラダ・ファミリアは、スペインを代表する建築家アントニ・ガウディの設計 によるものです。
生誕のファサード
ガウディが手がけたファサード
教会の東側にあるこちらのファサード。イエス誕生の場面を描いており、ガウディ生前に完成した唯一のファサードといわれています。
イエスやマリアといった各人物が写実的に彫られており、石の彫刻とは思えないほどリアルに仕上がっています。
受難のファサード
生誕のファサードの反対側、教会の西側に位置するファサード。十字架にかけられるイエスを描き出しています。
こちらはカタルーニャ出身の彫刻家ジョゼップ・マリア・スビラクスが作成したもので、ガウディの手がけた生誕のファサードとは全く違うスタイルで、現代的な仕上がりになっています。
また、こちらのファサードにある16マスの数字のプレートにもご注目。これは、タテ・ヨコ・ナナメどこを足しても33(イエスが処刑された年齢)になる暗号が秘められた不思議なプレートなのです。
展望台
世界遺産からの景色を
サグラダ・ファミリア内のエレベーター(有料。人数制限有り)を登ると、サグラダ・ファミリア上部からバルセロナの美しい街並みが見渡せます。
ちなみに、帰りは階段で降りていくことも可能。長い螺旋階段の途中には覗き窓がついており、そこからも景色を堪能することができます。
ステンドグラス
美しい光に息をのむ
その外観はもちろんですが、サグラダ・ファミリアは内部も緻密に作り上げられています。
聖堂内部は、2010年に完成しました。その中でも目を見張る美しさを放っているのが、ステンドグラス。色とりどりのガラスが光を集めて、教会の内部に温かい光を投げています。
光の効果を巧みに生かした設計を得意とするガウディらしい設計を見ることができます。
展示室
サグラダ・ファミリアの歴史を知る
教会地下には展示室があります。教会のこれまでの建設の様子を写した写真や、完成予定の模型などが展示されています。貴重な仕事場の一部を見学できるスペースも。
おわりに
いかがでしたか?魅惑のサグラダ・ファミリアは未だ建設中。ガウディ没後100年となる2026年の完成に向けて、工事が進められています。
世界中から観光客が集まる人気名所のため、混雑期には2時間ほど待つことも。オンラインで事前にチケットを購入することをオススメします。