スペイン語の名言・格言を著名人から学ぶ!

    1. スペイン語単語・活用


    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【格言】です。

    スペインの歴史に名を残す著名人たちから、スペイン語で格言を学んでみましょう!現代に生きる私達の、人生のヒントが得られるかもしれません。

    使われている単語や表現にも注目してみてくださいね!

    スペイン語の名言・格言を著名人から学ぶ!

    著名人の格言

    アントニ・ガウディ

    Para hacer las cosas bien es necesario: primero, el amor; segundo, la técnica.

    -Antonio Gaudí i Cornet (1852~1926)

    物事をうまくやるために必要なこと。第一に愛、第二に技術だ。

    かの有名なサグラダ・ファミリアを設計したアントニ・ガウディが残した格言です。

    天才建築家と評されるガウディは、この言葉を胸に作品の制作にあたっていたのでしょう。

    精巧につくられた数々の建築物からは、彼の作品に込めた愛が伝わってきそうです。

    ペドロ・アルモドバル

    El deseo es algo irracional por el cual uno siempre tiene que pagar un alto precio.

    -Pedro Almodóvar (1949~)

    欲望というのは、理性がないものだ。だから、人はいつも大きな代償を払わなければいけない。

    スペイン映画界を牽引する監督、ペドロ・アルモドバルの名言です。

    Todo sobre mi madre(オール・アバウト・マイ・マザー)”や、”Volver(ボルベール)”などの名作を生み出し、アカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得てきました。

    彼の作品の多くは、人間の欲望や愛をテーマにしています。このメッセージは、人間というものをよく知っている彼だからこそ、深く感じていることなのでしょう。

    フアン・カルロス1世

    カルロス

    La realidad es muy difícil de soportar para quienes creen que cualquier tiempo pasado fue mejor

    -Juan Carlos de Borbón (1938~)

    過去のほうが良かったと信じている者にとっては、現実は耐えるに忍びないものだ。

    2年前までスペインの王座に就いていた、元国王フアン・カルロス1世の名言です。

    彼は、1975年まで30年以上も続いたフランコ独裁の終焉後、民主化を進めた重要人物の一人と言われています。

    独裁を過去のものとして、前に進んでいこうとする彼の口から発せられたメッセージだけあって、心に訴えるものがあります。

    ラファエル・ナダル

    Sin sufrimiento, no hay felicidad.

    -Rafael Nadal (1986~)

    苦しむことなく、幸せは来ない。

    リオ・オリンピックでその活躍を目にしたという人も多いのではないでしょうか。テニス界で数々の世界記録を塗り替えていく、スペインが誇るテニス選手ラファエル・ナダルの名言です。

    世界で戦う彼だからこそ、その苦しみや喜びを知っているのでしょう。勇気がもらえる、そんな一言です。

    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマも、引き続き【格言】です。

    スペインの著名な人々が残したメッセージを、スペイン語で読み解いていきましょう。

    色々なジャンルの有名人を紹介するので、スペインの歴史や文化にも詳しくなれるかもしれません。

    著名人の格言

    サルバドール・ダリ

    Creo que la vida debe ser una fiesta continua.

    -Salvador Dalí (1904~1989)

    人生は、絶え間ないパーティーであるべきだと思う。

    シュルレアリスムを代表する画家、サルバドール・ダリの名言です。

    その卓越した才能を持ちながら、奇人とも称された芸術家で、数々の奇行のエピソードが残されています。

    常に世間を驚かせ続けた彼にとって、人生は華やかなパーティーだったのでしょう。そんなダリの考え方が伝わってくるメッセージです。

    【ポイント】

    deber+動詞”は「~べきである」という義務や当然を表す表現ですが、”deberde+動詞”は「~にちがいない」という推量の意味になります。

    非常に似ているので、気を付けてくださいね。

    アントニオ・バンデラス

    ゾロ

    El secreto es tener paciencia. Poner atención a los detalles de cada día.

    -José Antonio Domínguez Banderas (1960~)

    秘訣は、忍耐強くいること。そして、日々の小さなことにも気を配ることだ。

    映画『マスク・オブ・ゾロ』などで知られている、俳優アントニオ・バンデラスの名言です。

    南部アンダルシアはマラガに生まれて俳優を志し、ハリウッドデビューを果たして映画界のトップにまで上りつめた彼の、成功の秘訣なのでしょう。

    【ポイント】

    poner atención a ~”という表現は、「~に注意する、気を配る」という意味があります。

    ミゲル・デ・セルバンテス

    Confía en el tiempo, que suele dar dulces salidas a muchas amargas dificultades.

    -Miguel de Cervantes Saavedra (1547~1616)

    時間を信じなさい。多くの苦々しい困難に、甘い出口を与えてくれるものだから。

    スペインを代表する作家、ミゲル・デ・セルバンテスの名言です。

    彼の著書” Don Quijote(ドン・キホーテ)”は読みましたでしょうか。セルバンテスは、スペイン語圏で初めて世界的な注目を浴びた作家とも言われています。

    作家といえば輝かしい生活を歩んでいたと思われがちですが、セルバンテスは、戦争での負傷や投獄など、数々の苦難を味わいました。

    そのような人生を送った彼だからこそ、発せられたメッセージなのでしょう。

    【ポイント】

    soler+動詞”は、「よく~する、~する習慣だ」という意味があります。よく使われる表現なので、覚えておきましょう。

    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは、前回に引き続き【格言】です。

    芸術家からスポーツ選手まで、様々なスペインの著名人たちが残した名言を、スペイン語で味わってみましょう。

    気を付けるべき文法ポイントも解説するので、注目してくださいね。

    著名人の格言

    ピカソ

    Lo esencial es hacer lo que a uno le apetece hacer.

    -Pablo Picasso (1881~1973)

    大切なことは、自分がしたいと思うことをすることだ。

    現代を代表する画家として名高い、ピカソの名言です。

    彼は幼少期より画家を目指し、生涯を通して15万点もの作品を残して「最も多作な芸術家」としてギネスブックにも登録されています。

    芸術を愛し、自分なりの表現の方法を模索し続けたピカソの考えをよく表しているメッセージですね。

    【ポイント】

    この文では、”lo”が2回使われています。1つ目の”lo”は中性定冠詞で、2つ目は代名詞ですが、両方とも「~こと」を意味する抽象的な表現として使われています。

    マノロ・ブラニク

    窓の前に立つスーツを着た男性、スペイン

    El lujo más grande es ser libre.

    -Manolo Blahnik (1942~)

    最高の贅沢は、自由であることだ。

    高級靴ブランドの設立者、マノロ・ブラニクの名言です。

    知らない方も多いかもしれませんが、彼はスペインのカナリア諸島で生まれています。

    彼の手掛ける靴のデザインが世界中の人々を魅了し続けているのは、このような考え方を大切にしてきたからかもしれません。

    【ポイント】

    el/lamás+形容詞”は、「最も~」という最上級を表す表現としてよく使われます。

    メッシ

    Me preocupa más ser buena persona que ser el mejor jugador del mundo.

    -Lionel Andrés Messi  (1987~)

    僕が気にかけていることは、世界で一番の選手になることよりも、良い人間であることなんだ。

    アルゼンチン出身で、スペインのサッカーチームFCバルセロナで活躍している選手、メッシの格言です。

    数々の世界記録を樹立し、「サッカーの神様」とも言われているメッシですが、選手としてだけではなく、人間としての自分も大切にしているようです。

    【ポイント】

    ここでは、「~を心配させる」という意味の動詞”preocupar”が使われています。主語は”ser buena persona(良い人間であること)”で、目的語は”me(わたし)”をとっています。

    直訳すると、「良い人間であることが、私を心配させる」となり、変になってしまいますが、このような構文はスペイン語でよく使われるので、慣れるようにしてくださいね。

    また、この文章では”que”は比較の意味で使われ、「~より」を意味しています。

    おわりに

    いかがでしたか?スペインの著名人たちが残した格言でした。

    それぞれの個性が光るメッセージで、楽しくスペイン語に触れることができたのではないでしょうか。

    格言をまとめたウェブサイト等もあるので、勉強のためにぜひ使ってみてくださいね。

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