さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!
ユリカは旅の恩人に手紙を書いていますが…なかなか苦戦しているようです。うまく気持ちを伝えられるのでしょうか…?
レッスンの内容
感謝を伝える
さっそく今日の会話をのぞいてみましょう!
会話
María: ¿Qué estás escribiendo? Parece que te cuesta mucho trabajo…
何を書いているの?なんだか難しそうね…
Yurika: Es una carta para una mujer de Barcelona que me ayudó cuando estuve allí del viaje.
旅行の時に助けてもらった、バルセロナの女の人に書いているの。
Pero escribir una carta de agradecimiento es muy difícil.
でも、感謝の手紙を書くのって、とても難しいのよ。
María: ¿Por qué dices eso? Solo hace falta decir gracias por tal y tal y tal… y ya está. ¿No es así?
なんでそう思うの?単純に、あれやこれやありがとうございました…と書くだけでいいのよ。違うの?
Yurika: Decir solo gracias no es suficiente.
普通にありがとうって言うだけじゃ足りないのよ。
Sin ella no habría podido volver aquí.
彼女がいなかったら、私はここに戻ってこれなかったのよ。
Perdí mi monedero y ella me pagó el billete de autobús.
財布を無くした私に、帰りの長距離バス代を払ってくれたんだから。
María: Qué gran ayuda te ofreció… tienes que darle mil gracias.
すごく助けてもらったのね。大いにお礼を伝えなくちゃ。
Y nunca podrás agradecérselo lo suficiente.
どんなに感謝しても足りないわよ。
Yurika: Claro. Con esta carta voy a devolverle el dinero.
そうなのよ。この手紙と一緒にお金を返すの。
Pero la verdad, es muy difícil expresar agradecimiento en un papel.
でも本当に、紙面だけで感謝を伝えるのって難しいわよ。
María: Hablando cara a cara se puede expresar más con los gestos y los ojos, pero con el bolígrafo es más dificil.
顔を見て言うのなら、身振りとか目線を使って表現できるけど、ボールペンだけだと難しいわよね。
Yurika: Se lo agradezco tanto… para expresar mi agradecimiento algún día quiero hacer algo maravilloso para ella.
こんなに感謝しているのに…いつかこの気持ちを十分表現できるような、すばらしいお礼がしたいわ。
María: Bueno… por ahora, escribe todo lo que me has dicho sobre ella.
そうよね…まあ今のところは、今私とその人についてしゃべったことを、そのまま書けばいいわよ。
Yurika: Vale. Tengo que ser lo más elocuente posible. A ver… ¿Cómo empiezo?
そうね。できるだけ伝えなくちゃ。ええと…どうに書き始めようかしらね。
María: Teníamos que haber grabado nuestra conversación, ja ja ja.
私たちの会話を録音しておけばよかったわ、ハハハ。
Yurika: Gracias por ayudarme de nuevo. Como siempre, te lo agradezco mucho.
いつも助けてくれてありがとう。あなたにいつだって感謝しているのよ。
この一言で壁を超える
感謝の表現①
Te lo agradezco mucho.:あなたにとても感謝しています。
「ありがとう」は「gracias」、「どうもありがとうございます」なら「Muchas gracias」、さらに強くお礼を言いたければ「Muchisimas gracias」などなど…。
「gracias」の表現には、もう慣れてきましたか?
ありがたくてついつい「gracias」を連呼してしまうこともありますね。「Te lo agradezco mucho.」という表現もぜひ混ぜてみましょう。
色々な語句を使って一つの気持ちを伝えると、会話がイキイキとします。
感謝の表現②
Gracias por ~:~してくれて、ありがとう
単に「gracias」と言い切ってしまうより、もう少し味わいのある言い方にチャレンジしましょう。
具体的に何について感謝しているのかを伝える時は、前置詞「por」を使います。「gracias por tu ayuda(助けてくれてありがとう)」「gracias por animarme(励ましてくれてありがとう)」など。
言われたほうも、自分の善意が相手に届いた感触を得ることができ、一瞬にして人間関係がなごみますね。
つ・ぶ・や・き
同じ表現を連呼するよりも、色々な表現のバリエーションをつけることが、気持ちを伝えるコツ。
とはいえ、気持ちが先走ってしまい、スマートな文が思い浮かばないこともありますね。
とりわけ感情・感動を伝える時は、ついつい慣れ親しんだ表現を連呼してしまうものです。
でも大切なのは「伝えたい」という気持ち。不器用でもいい、言った者勝ちです!