さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!地理的語義としての「ヨーロッパ」…「ヨーロッパ大陸」南端のスペイン。
永世中立国スイスのように、EUに加盟していない国もあります。自国通貨ポンドを維持し、離脱に向かうイギリスも…これから何が起こるのでしょうか!?
レッスンの内容
EUの通貨・ユーロ
会話
さっそく今日の会話をのぞいてみましょう!
Yurika: No me lo puedo creer… en la tienda me han dado de cambio una moneda de un penique inglés en lugar de 5 céntimos de euro.
ありえないわ…あの店のお釣り、ユーロ5セントなのにイギリスの1ペンス硬貨を返してきたのよ。
María: Son del mismo color y tamaño, no se pueden distinguir a simple vista fácilmente.
色も形も似ているわよね。ちょっと見ただけじゃ区別できないわよ。
Yurika: Me di cuenta después de salir de la tienda. Por eso volví y le pedí que me lo cambiaran.
お店を出た後に気が付いたのよ。それで戻って替えてくれるように頼んだの。
María: Y te han dado los cinco céntimos de euro, ¿verdad?
で、ちゃんとユーロ5セントをくれたんでしょう?
Yurika: Qué va. Me han dicho que “esa moneda no es la que te hemos dado como cambio.Es imposible dar peniques o centavos como cambio en España.”
違うのよ。「こんなお釣りは渡した覚えがない。スペインでイギリスの硬貨をお釣りに出すわけがないじゃないか。」って、断られたの。
María: Qué mal… pero no tienes pruebas. Qué pena.
ひどいわね…でも証拠がないからね。残念だわ。
Yurika: 5 céntimos de euro son casi 7,5 yenes, 1 penique son 1,5 yenes… Ay, he perdido dinero.
ユーロの5セントは日本円で7.5円ね。1ペンスは1.5円だわ…ああ、損したのね。
María: Menos mal que no han sido francos suizos.
スイスフランじゃなくてまだましよ。
Tienes que mirar bien el cambio cuando te lo dan. Aquí a veces la gente atiende de una manera poco respetuosa.
お釣りをもらったら、ちゃんと自分で確認しなくちゃね。ここでは失礼な接客も時々あるんだから。
Yurika: Ojalá que el Reino Unido también usara el euro, así nunca pasarían estas cosas.
イギリスもユーロを使っていればよかったのに。そうすればこんなことも起こらないわよ。
María: Pero gracias a mantener su propia moneda, el Reino Unido ha podido escapar de la crisis económica a pesar de estar en Europa.
でも自国通貨を維持していたおかげで、今までヨーロッパにありながらも経済危機の影響から免れてきたのよ。
Yurika: Es verdad. Aunque también hay problemas en su economía, no son tan graves como los de otros países de la UE.
まあね。そうはいってもイギリスも景気は悪いけれどね。EUの他の国に比べればましよ。
María: Mucha gente que sabía inglés intentaba trabajar allí. Por eso hasta ahora había mucha gente interesada en aprender inglés.
英語ができる人は、イギリスに働きに行こうとしていたのよね。だから今までは、英語の習得に熱心な人も多かったのよ。
この一言で壁を超える
libra
ポンド
日本語では「ポンド」と呼ばれるイギリスの通貨。スペイン語では「リブラ」と言います。
離脱投票以前もEU統一通貨「ユーロ」を取り入れず、「libra」を守り続けたイギリス。これからどんな道を歩むのでしょうか…。
Franco suizo
スイスフラン
ヨーロッパ大陸に位置しながらも、EU加盟国ではないスイス。通貨も当然、ユーロではありません。
永世中立国としての立場を守りつつ、多言語を公用語とする国際性もあり…個性的なポジションの国です。
つ・ぶ・や・き
英国の投票が終わりました。ヨーロッパは今、今まで直面したことのない混乱の中にいます。
EUの広い舞台での将来を夢見ていたイギリスの若者。イギリスを目指していたヨーロッパ各地のチャレンジャー。すでにヨーロッパに拡散して、キャリアを積んでいたイギリス人…
1つの扉が閉まることで、沸き起こっている不安、失望、怒り、孤独。ヨーロッパのこれから、そして、スペインが果たす役割…これからもEUから目が離せません!