¡Hola todos! 前回、前々回とスペインやスペイン各地域のデザートを見てきました。
今回は、クリスマスシーズンに食べられるデザートをご紹介。どのお菓子も古くから伝わる伝統あるお菓子で、それぞれの家庭で昔からオリジナルレシピが伝えられていることもあります。
レッスンの内容
クリスマスのデザート
Taro : Ya falta poco para la Navidad.
もうすぐクリスマスだね。
David : Sí. Ayer mi madre hizo turrón.
うん。昨日お母さんがトゥロンを作ったんだ。
Taro : ¿Turrón? ¿Qué es?
トゥロン?何それ?
David : Es un postre típico de la Navidad en España.
スペインのクリスマスの代表的なお菓子さ。
Turrón
アーモンドなどのナッツ類と、ハチミツや砂糖から作られるこちらのお菓子。日本ではヌガーと呼ばれることが多いかもしれません。
スペインのトゥロンは種類が豊富で、やわらかいものと固いものがあります。
やわらかいものはアーモンドの油脂が多く入ったまろやかな口どけを楽しむことができ、固いものはアーモンドのしっかりとした歯ごたえを感じることができます。
他にも、チョコレートでコーティングしたトゥロンやピーナッツを使ったトゥロンなど、様々なバリエーションがあります。
Polvorón
前回とりあげたためここでは詳しくはとりあげませんが、アンダルシア発祥のこちらのクッキー「ポルボロン」は、スペインのクリスマスに欠かせないお菓子です。
口に入れた途端に崩れてしまう柔らかさが人気の秘密です。それぞれの家庭に伝わるレシピで毎年手作りする家庭も多くあります。
Roscón de Reyes
1月6日は、スペインで、特に子どもたちにとって特別な日となっています。
日本では祝われていませんが、この日は ”Reyes de Magos(東方三賢人の日)”の日。
キリストの誕生後、この日の夜明け前に東方の三賢王と呼ばれるメルチョール、ガスパール、バルタサールが贈り物をもって現れたというエピソードに由来しています。
この日は子どもたちに贈り物が贈られる、日本でいうクリスマスのような日です。もちろん、子どもだけでなく大人たちもプレゼントを交換したりします。
【ロスコンで運試し?】
スペインでは祝日のこの日、輪っか型のケーキ「ロスコン」を食べるのが伝統となっています。
パンのような生地に砂糖漬けしたフルーツやゼリーなどが飾られたカラフルなお菓子で、チョコレートや生クリームが入ったものもあります。
ただおいしいだけではなく、ロスコンには秘密が・・・。中に小さな人形とソラマメが入っているのです。
ロスコンをそれぞれに切り分けて、人形が当たった人には幸運が訪れると言われています。
一方ソラマメが当たった人はハズレで、ロスコンの代金を払わなければいけません。
1月6日は、スペインのクリスマスシーズンの最終日でもあり、家族が集まって楽しく過ごす時間です。
おわりに
いかがでしたか?スペインのクリスマスは約2週間と長く続き、離れて生活している家族達が久しぶりに集う大切な時間です。
そこに、上に紹介したおいしいお菓子は欠かせません。
トゥロンやポルボロンは、クリスマスシーズン以外でもスーパーやカフェで売られているので、スペインにお越しの際は是非食べてみてくださいね。
インターネットでレシピを調べて家で作ってみるのも楽しいかもしれません。