みなさんこんにちは。今回のテーマも引き続き【お菓子】、お菓子を使ったイディオムをご紹介したいと思います。
お菓子を使った表現、日本語に も例えば「飴と鞭」がありますね。スペイン語にはどんなものがあるのでしょうか?早速見ていきましょう!
レッスンの内容
お菓子を使ったイディオム
Taro : ¿Qué estás haciendo aquí? Decías que irías a Córdoba este fin de semana, ¿no?
ここで何をしているの?今週末はコルドバへ行くって言っていなかった?
Juan : Sí, pero al final no. Porque el amigo con el que iba allí ha cogido un catarro.
うん。でも、結局行かないことになったんだ。一緒に行く予定だった友達が風邪をひいちゃって…
Para postre, mi coche se ha estropeado.
しかも、僕の車が壊れたんだ。
Taro : ¡Qué lástima! Bueno, si quieres, quedamos a tomar algo mañana.
それは残念だね。まあ、よかったらあした飲みにでも行こうよ。
Para postre
冒頭の会話で、フアンのセリフにも出てきましたね。「デザート」を意味する “postre” を使った表現です。
この表現には、「その上、しかも」という意味があります。通常、悪いことが重なったときに使われる表現です。
会話中でも、「友達が風邪をひいた。しかも、車が壊れた」という風に使われていますね。
No tener [ni] media galleta
直訳すると、「クッキーの半分さえ持っていない」。どういう意味だかわかりますか?答えは、「(肉体的に)弱い」という意味です。
クッキーを使ったおもしろい表現ですね。クッキーの代わりに ”torta(ケーキ)” が使われることもあります。
Sacar chocolate a + 人
チョコレートを使った表現です。意味は、「(人)に鼻血を出させる」ということ。主に中南米で使われます。
「チョコレートの食べ過ぎ=鼻血」というイメージから来ているのでしょうか?
例
El hombre me golpeó en la cara y me sacó chocolate.
僕は男に顔を殴られて、鼻血を出した。
Descubrirse el pastel
直訳すると、「ケーキが見つかる」。どんな意味だと思いますか?
この表現には、「秘密が暴かれる」という意味があります。なんだか可愛らしく聞こえる表現ですね。
例
Se ha descubierto el pastel.del alcalde. Han revelado que recibe soborno de varias empresas.
市長の秘密が暴かれた。複数の企業からわいろを受け取っていることが発覚した。
おわりに
いかがでしたか?お菓子を使ったイディオムでした。スペイン語は、お菓子を使った表現が豊富でおもしろいですね。ぜひ使ってみてください!