ラテンアメリカ:驚きの食事回数とその背後にある文化

  1. ラテンアメリカと文化

日本では家族が集まる食卓と言えば夜ご飯ですよね。でもラテンアメリカではちょっと違います。

今回は食習慣の違いと、その背後にある文化についてみてみましょう。

ラテンアメリカ:驚きの食事回数とその背後にある文化

スペイン語会話

Sheny: Buenos días. ¿Listos para trabajar?

おはよう。仕事の準備は万端?

Saki: Por ser primer día estoy un poco nerviosa pero tengo todas ganas de trabajar.

初日だからちょっと緊張してるけど、やる気は十分よ。

Sheny: Yo también pero harémos lo mejor posible.

私も緊張してるけど、頑張ろうね。

Saki: Por cierto, casi no trajiste nada, ¿verdad? Y ¿tu almuerzo?

そういえばほとんど何も持ってきてないみたいだけど、お昼ご飯は?

Sheny: Es que yo voy a mi casa a comer.

家に帰って食べるから。

Saki: ¿De veras? Nadie me dijo eso.

そうなの?誰もそんなこと教えてくれなかったわ。

Sheny: Es que aquí es común que comamos en casa en medio día.

ここではお昼は家に帰って食べるのが普通だから。

Saki: Pero ¿les da tanto tiempo para medio dia?

 でもお昼休みそんな時間あるの?

Sheny: Por lo menos una hora siempre da, en algunas empresas dan mas tiempo. Asi puede comer junto con la familia tranquilamente.

少なくとも一時間ね。それ以上お昼休みがある会社もあるわ。家族とゆっくりお昼をとるの。

Saki: Es interesante. Tiene mucho que ver con la cultura latinoamericana.

なるほど。ラテンアメリカの文化がよく反映されてるわね。

スペイン料理を背景に、「ランチの時間」と書かれた皿を持つ手。

お昼ご飯が一番盛大

日本ではお昼に家族が集まることは、それぞれの予定で忙しく難しいですよね。

でもラテンアメリカではお昼ご飯が一番盛大で、仕事場が近ければ家に帰ってお昼を食べることも珍しくありません。

家族が集まっておしゃべりをしながら昼食をとることで、いつもコミュニケーションをとります。

仕事よりも家族一番な文化が反映されていますよね。

場所によっては、家に帰ってお昼を食べてちょっと休んで、それから3時頃から働くなんていうところもあります。

ちなみに普通の夜ご飯は至ってシンプル。パンとコーヒーだけだったり、フリホーレスとトルティーヤだけだったりと、寝るだけなので量はあまり食べません。

椅子に座ってスペインを見上げる若い女性

家族との時間を大事にするところや、時間がゆったり流れているところは、日本人からしてみるとちょっとうらやましいですよね。

ラテンアメリカに行ったときは是非この時間の流れを楽しんでくださいね。

みなさんはおやつを食べる習慣がありますか?太るので一切間食はしないという人もいますよね。

実はラテンアメリカでは間食(おやつ)をとるのが普通です。どんな習慣なのでしょうか?

会話

Fabio: Ya son las diez de la mañana.

もうあっという間に10時だよ。

Luis: Ya llegó la hora de refacción.

レファクシオンの時間だね。

Fabio: Me recuerdo que cuando escuché por primera vez esa palabra no entendí nada.

初めてその言葉を聞いたとき、意味が分からなかったのを思い出すよ。

Luis: ¿En méxico no hay refacción?

メキシコにはレファクシオンはないの?

Fabio: Si, pero no se llama asi. Nosotros decimos refrigerio.

あるよ。でも言葉が違うんだ。僕たちはレフリヘリオというよ。

Luis: Y ¿qué pensaste cuando escuchaste la palabra refacción?

それで、初めてレファクシオンって聞いたとき何を想像した?

Fabio: Esa palabra se usa relacionado algo de carro. Pensé en algo de taller.

車に関係したときに使われる言葉だからね。自動車の工場のなにかかと思ったよ。

Luis: Te sonó chistoso, ¿verdad?

変だなと思っただろ?

Fabio: Bastante. Pero me gusta que hay mucha variedad de refacción aquí.

かなりね。でもここはレファクシオンの種類が豊富でいいよね。

Luis: Creo que ya vinieron a vender las señoras. ¿Qué tal si vamos a ver?  

そろそろ売りに来る頃だよね。何があるか見に行こうよ。

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一日に5回の食事?!

ラテンアメリカでは間食が当たり前です。スペイン語でおやつのことを merienda と言います。

これは甘いもの(ケーキなど)のときに使われ、間食の場合は場所によって言い方が違います。例えばグアテマラでは refacción, メキシコでは refrigerio などです。

朝食と昼食の間(10時頃)と、昼食と夕食の間(5時頃)に会社員であっても間食をとります。

会社の前にリアカーで売りに来ていたり、子供たちも学校で必ずおやつの時間があります。

種類としてはアトル(栄養価の高い飲み物)、簡単なサンドイッチだったりトスターダス(薄いトルティーヤを揚げたものの上にサルサなどがのっている)だったりとバリエーションがあります。

ちょっと仕事や勉強を休憩して仲間と一緒におしゃべりしながら間食を楽しむのもラテンアメリカの文化です。

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おわりに

何をしていても手を止めてみんなで間食を楽しむ、ゆったりした時間の流れは貴重ですよね。

露店でバリエーションもたくさんあるおやつ(間食)、是非色々と試してみてください。

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