スペインの大晦日特集!日本とは違う年越しの習慣とグルメを紹介

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    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【スペインの大晦日】です。

    大晦日の過ごし方はそれぞれの国に独特の文化があります。年越しそばも日本独特の風習ですね。

    今回はスペインの典型的な年越しスタイルをご紹介します。日本との違いはあるでしょうか?

    スペインの大晦日特集!日本とは違う年越しの習慣とグルメを紹介

    スペイン風、年越しの習慣

    Juan : ¿Ya has comprado las uvas para recibir el año 2017?

    2017年を迎えるために、ブドウを買ったかい?

    Taro : ¿Uvas? ¿Por qué?

    ブドウ?なぜ?

    Juan : ¿No sabes? En España comemos las 12 uvas en Nochevieja.

    知らないのかい?スペインでは、大晦日に12粒のブドウを食べるのさ。

    Se dice que el ritual traerá la buena suerte para el año que empieza.

    新年に幸運をもたらすと言われているんだよ。

    年越しに食べるもの

    12粒のブドウ

    スペインでは、年越しの際に” doce uvas(12粒のブドウ)”を食べるのが習慣となっています。

    uvas de la suerte(幸運のブドウ)”とも呼ばれており、その名の通り、食べると新年に幸運をもたらすと言われています。

    「12粒のブドウなんて、たいしたことない」と思われる方も多いかと思いますが、実は、これが結構大変なんです。

    食べ方の決まり

    スペインのブドウ畑の景色。

    年越しの際にマドリードのプエルタ・デル・ソルにある時計台の鐘が12回鳴るのに合わせて(テレビ中継されています)、1粒ずつブドウを食べていくのですが、この鐘の速度が結構速いんです。

    ブドウを飲み込めず口の中が種でいっぱい…なんてこともよくあります。そして、口がブドウでいっぱいのまま”¡Feliz año nuevo!(あけましておめでとう!)”と家族や友人と言い合う楽しい行事となっています。

    スペインで年越しのチャンスがある方は、ぜひこちらの12粒のブドウにチャレンジしてみてくださいね!

    最近は、大晦日用に皮や種が抜かれた12粒のブドウがパックされた缶詰もスーパーで売っているので、初挑戦の方におすすめです。

    ディナーを食べたあと

    スペインの大晦日のディナーは、家族と家で楽しむという家庭がスペインでは主流です。特に決まった料理はありませんが、ロブスターなど豪華な料理が食卓に並びます。

    ディナーを食べ、0時のカウントダウンと共にブドウを食べたあとは、友人や恋人たちと外に繰り出す人が多くいます。

    朝まで営業しているバルも多いので、その日は通りが遅くまでにぎわっています。

    朝方まで外で過ごし、スペインの典型的な朝ごはん”churros con chocolate(チュロスとホットチョコレート)”を食べて、家に帰り眠るというケースもあります。

    老若男女が外へ繰り出し、スペインでは活気ある新年の始まりが感じられます。

    いかがでしたか?スペインの年越しでした。是非、スペインで大晦日を迎えてみてください!日本とは違った慣習が多く、楽しめること間違いなしです。

    年末恒例スペインの宝くじ「La lotería de Navidad」

    日本もスペインも年末に見る夢は同じのよう。日本の「ジャンボ宝くじ」のように、スペインにも「La lotería de Navidad」とよばれる宝くじがあります。

    1等当せん金額は400,000ユーロ。当たっても当たらなくても、スペイン人をワクワクさせるイベントのひとつなんですよ。

    もし宝くじが当たったら…

    Si me tocase la lotería de Navidad… 

    Jorge:¡Marta, adivina qué pasó ayer. Casi me toca la lotería.

    マルタ、昨日何があったと思う?もうちょっとで宝くじが当たるところだったんだよ。

    Marta:¿En serio?

    ホント?

    Jorge:Me faltó un número.

    数字が1つ合わなかっただけなんだ。

    Marta:¡Qué lástima! Y si te hubiese tocado la lotería, ¿en qué la hubieses gastado?

    残念!でも、もし当たってたら、何に使ったと思う?

    Jorge:Habría planeado un viaje con toda la familia.

    家族旅行でも計画してたかな。

    Marta:¿A dónde la llevarías?

    どこに連れて行きたいの?

    Jorge:Siempre he querido visitar Australia.

    いつもオーストラリアに行きたいと思ってたんだ。

    Y de paso iría a Nueva Zelanda donde rodaron la película “El Señor de los anillos”.Y tú, ¿qué harías?

    ついでに「ロード・オブ・ザ・リング」が撮影されたニュージーランドにも行くだろうな。君ならどうする?

    Marta:Quizá dejaría de trabajar y me dedicaría a escribir libros.

    私ならたぶん仕事を辞めちゃう。それで本を書くのに専念するだろうな。

    Jorge:Ja jaja, es muy propio de ti.

    ハハハ、君らしいね。

    スペインの歩道に立つ人々のグループ。

    La lotería de Navidadってどんな宝くじ?

    毎年12月22日に抽せんが行われる、スペインでもっとも人気のある宝くじです。クリスマス前ともあって、人々の想いもいっそう募るよう。

    抽せん会当日は会場からの生中継が、ほとんどどのチャンネルで放送され、朝から晩まで宝くじのニュースで持ちきりになるんですよ。

    いくら当たるの?

    もっとも一般的な宝くじは”Décimo”とよばれるもので、10枚つづりの1枚を意味します(10枚つづりは” Billete”といいます)。

    1枚20ユーロで販売されているこの”Décimo”は、当せんすれば日本円にして約5千万円ほど(400,000ユーロ)が当たります。

    そして2等は125,000ユーロ、3等は50,000ユーロと続きます。

    ちなみにスペインでは、宝くじに対する税金は当せん金額が2,500ユーロ以上の場合、その20%を納める義務があります。

    当せんすると手放しに喜ぶ人が多いせいか、最近は宝くじの時期になるとファイナンシャルプランナーがテレビに出演し、アドバイスを語る風景をよく見かけます。

    スペインでソファに座ってラップトップを見ている 2 人の女性。

    毎年CMが話題に!

    La lotería de Navidad」のキャンペーンCMは、毎年話題になります。というのも、ストーリー性がとても高く、クリスマス前にふさわしい感動もちょっぴり加わった力作が多いから。

    今年のCMはスペイン人映画監督アレハンドロ・アメナバル氏によって製作されました。

    まとめ

    La lotería de Navidad」はスペイン恒例の年末宝くじ。クリスマスの時期と重なることもあり、スペインではとても盛り上がるイベントです。

    抽せん会当日は仕事も何か落ち着きがなく、ソワソワした気分が伝わってきます。

    そんなワクワクするような宝くじの会話には「Condicional simple」や「Condicional compuesto」を使って夢いっぱいの表現を楽しみましょう。

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