¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは、【果物を使ったイディオム】です。
スペイン人の日常に欠かせない果物は、さまざまなイディオムに使われています。日本語にはない、おもしろい表現を見ていきましょう!
レッスンの内容
果物を使ったイディオム
de uvas a peras
時々
2種類の果物が使われているイディオムです。”uva”は「ブドウ」、”pera”は「洋ナシ」という意味の単語ですが、”de uvas a peras”というと「時々」という意味になります。
De uvas a peras mi tío va al centro para hacer compras.
叔父はときどき買い物をするために中心街に出る。
tener mala uva
性格が悪い
上にも出てきた果物”uva”を使った表現です。類似の表現で、”estar de mala uva”というイディオムもあり、こちらは「機嫌が悪い」という意味になります。
なぜ”mala uva(悪いブドウ)”という表現になったのか、起源をたどると、一説には「ワイン」に関係していると言われています。
ワインはブドウから造られているため、昔は、酔っぱらった素行の悪い人のことを”uva”と呼んでいたそうです。
その表現が現代に伝わり、“mala uva”というイディオムになったとされています。
Ana tiene mala uva. Siempre habla mal de la gente.
アナは性格が悪い。いつも人の悪口を言っている。
estar sano/a como una manzana
とても健康だ
“manzana(リンゴ)”のイディオムです。直訳すると、「リンゴのように健康だ」という意味になります。
古くより親しまれてきたリンゴは、健康の象徴としてスペイン語に定着しているのかもしれません。
”Una manzana al día mantiene alejado al médico(1日にリンゴ1個で医者いらず)”というフレーズも、スペインでは親しまれています。
Mi padre ya se ha recuperado. Ahora está sano como una manzana.
お父さんはもう良くなった。今じゃとても元気だ。
catar el melón
探る
“catar(味見する、調べる)”という動詞と、男性名詞“melón(メロン)”を使った表現です。
あわせると「探る」や「詮索する」という意味になる、ちょっと不思議なイディオムです。
Catamos el melón de Antonio. Parece que nos oculta algo.
アントニオに探りを入れてみよう。何か隠しているみたいだ。
おわりに
いかがでしたか?【果物を使ったイディオム】でした。スペイン語には、日本語とは違うさまざまな表現があることがわかりましたね。
イディオムを使えるようになると、一歩ネイティブに近づけるので、少しずつ覚えて練習してみましょう!