スーパーマーケットの店頭にパックされて並んでいるバナナは、皆さんも見慣れていると思います。フィリピンなどから輸入されているものや、モンキーバナナは日本でも見ることがありますよね。
一口にバナナと言っても、ラテンアメリカにはたくさんの種類があります。今回はそのいくつかを見ていきましょう。
レッスンの内容
会話
Nao: Nunca habia visto el banano tan grande.
こんな大きいバナナ見たことなかった。
Laura: De hecho, esto no es banano sino platano.
実はこれバナナじゃなくてプラタノだよ。
Nao: Pensé que solo era del tamaño más grande. ¿Es muy diferente que el anano?
ただの大きい版のバナナかと思ってた。バナナと随分違うの?
Laura: A parte del tamaño, el sabor es muy distinto. El platano es mejor comer cocido.
大きさ以外に味も全然違うよ。それに、プラタノは調理して食べた方が美味しいの。
Nao: No me imagino comer preparado.
調理して食べるなんて想像できないな。
Laura: El platano frito con crema y azúcar es una delicia. Deberias de probar.
フライしたプラタノに砂糖とクリームをかけたら最高!試してみないと!
調理して食べるプラタノ
ラテンアメリカでバナナの他によく見られるのがプラタノです。バナナよりもサイズが大きく、生でも食べれますが(甘いと言われています)、ほとんどの場合は調理して食べます。
薄切りにしたものを油で揚げて、生クリームと砂糖をかけたものは、朝食や夕食の伝統料理に添えられます。他にも、シナモンと砂糖で皮ごと煮詰めてヘルシーにいただけます。
バナナのように栄養価が高く腹持ちもいいので、胃が弱ったときや栄養摂取が必要な時にも大活躍です。
煮詰めたものをミキサーにかけてさらに煮込むと、アトルというちょっと濃いめの飲み物になり、体が温まって子供からお年寄りまで楽しめます。
ところ変われば呼び方も変わる
バナナという呼び方は本来英語からきています。それでメキシコではバナナをプラタノと呼び、プラタノ(調理用)をプラタノ・マチョ(platano macho)と呼びます。
他にもプラタノ・マフンチェやプラタノ・マンサーノ、プラタノ・ドミニコなど、メキシコだけでも8種類のプラタノ(バナナ)が栽培されているようです。
時と場合によって好みの味や大きさでバナナを選べるというわけです。
おわりに
一概にバナナと言ってもこんなに種類があるなんて、意外ですよね。
日本人には馴染みのない”バナナを調理する”感覚ですが、食べてみると美味しくて病みつきになる味です。機会があればぜひ試してみてくださいね。