今回は、「お好みで」「ご自由に」といった意味を表すスペイン語を覚えていきましょう。
「好きな時に来てください」「好きなだけ食べていいですよ」など、さまざまな会話に活用してみてください。
レッスンの内容
会話
Camarero:Este restaurante tiene un sistema de bufé libre. Pueden servirse lo que quieran cuando quieran.
ウエイター:このレストランはビュッフェ形式です。ご自由に料理をお取りください。
Diego:¿Podemos servirnos las bebidas como queramos?
ドリンクも飲み放題ですか?
Camarero:Sí, tanto las bebidas como los postres están incluidos en el precio.
はい、飲み物もデザートもすべて料金に含まれています。
Diego:¡Qué bien!
それはいいですね。
Camarero:Allí tienen la sección de refrescos y bebidas. Pueden servirse lo que quieran: Coca Cola, Fanta, café, té… Y el vino y la cerveza, si nos los piden, se los llevamos a la mesa.
ソフトドリンクコーナーはあちらにあります。コーラ、ファンタ、コーヒー、紅茶…、どれでもお好みで召し上がりください。ビールとワインは注文をいただければテーブルににお持ちします。
Diego:¡Ah! ¿También podemos pedir vino y cerveza? Todo esto incluido por 15 (quince) euros es muy económico.
ビールやワインも飲めるんですか。それで1人15ユーロなんて、とてもお得ですね。

ここに注目!
Pueden servirse lo que quieran cuando quieran.
lo que quieran は「好きなものを」、cuando quieran は「好きな時に」。
「好きな時に好きな料理を自由に取ることができます」と言っている一文です。
ここではお客さんに対して丁寧に話しかけているため動詞 querer が三人称複数形となっています。
¿Podemos servirnos las bebidas como queramos?
こちら、「飲み物も自由に飲んでいいですか?」と質問している文です。
「私たちが好きなように」という意味で como queramos と表現しています。
上の2つの文はいずれも、動詞 querer が接続法現在形となっていることに注目してください。実際に何を食べるのか、何を飲むのかはこの時点で不確定のため、仮定を表す文法になります。

「ご自由に」「お好みで」を表すスペイン語
lo que quieras
あなたが好きなものを(物に関して)
cuando quieras
あなたが好き時に(時間に関して)
como quieras
あなたが好きなように(状態に関して)
donde quieras
あなたが好きなところに(場所に関して)
このように、関係代名詞や関係副詞を変えることによって意味合いが異なってきます。
丁寧に言い換えたい時には como usted quiera と活用を変化させてください。
Estas bicicletas de alquiler las puedes dejar donde quieras.
そのレンタサイクルは使い終わった自転車を好きな場所に返せます。
おわりに
今回のポイントは、querer を使って自由度を示す表現ができるということ。また、動詞は接続法に変化させるということです。
使い方を覚えて、表現の幅を広げていきましょう。