日本もスペインも年末に見る夢は同じのよう。日本の「ジャンボ宝くじ」のように、スペインにも「La lotería de Navidad」とよばれる宝くじがあります。
1等当せん金額は400,000ユーロ。当たっても当たらなくても、スペイン人をワクワクさせるイベントのひとつなんですよ。
レッスンの内容
もし宝くじが当たったら…
Si me tocase la lotería de Navidad…
Jorge:¡Marta, adivina qué pasó ayer. Casi me toca la lotería.
マルタ、昨日何があったと思う?もうちょっとで宝くじが当たるところだったんだよ。
Marta:¿En serio?
ホント?
Jorge:Me faltó un número.
数字が1つ合わなかっただけなんだ。
Marta:¡Qué lástima! Y si te hubiese tocado la lotería, ¿en qué la hubieses gastado?
残念!でも、もし当たってたら、何に使ったと思う?
Jorge:Habría planeado un viaje con toda la familia.
家族旅行でも計画してたかな。
Marta:¿A dónde la llevarías?
どこに連れて行きたいの?
Jorge:Siempre he querido visitar Australia.
いつもオーストラリアに行きたいと思ってたんだ。
Y de paso iría a Nueva Zelanda donde rodaron la película “El Señor de los anillos”.Y tú, ¿qué harías?
ついでに「ロード・オブ・ザ・リング」が撮影されたニュージーランドにも行くだろうな。君ならどうする?
Marta:Quizá dejaría de trabajar y me dedicaría a escribir libros.
私ならたぶん仕事を辞めちゃう。それで本を書くのに専念するだろうな。
Jorge:Ja jaja, es muy propio de ti.
ハハハ、君らしいね。
毎年12月22日に抽せんが行われる、スペインでもっとも人気のある宝くじです。クリスマス前ともあって、人々の想いもいっそう募るよう。
抽せん会当日は会場からの生中継が、ほとんどどのチャンネルで放送され、朝から晩まで宝くじのニュースで持ちきりになるんですよ。
いくら当たるの?
もっとも一般的な宝くじは”Décimo”とよばれるもので、10枚つづりの1枚を意味します(10枚つづりは” Billete”といいます)。
1枚20ユーロで販売されているこの”Décimo”は、当せんすれば日本円にして約5千万円ほど(400,000ユーロ)が当たります。
そして2等は125,000ユーロ、3等は50,000ユーロと続きます。
ちなみにスペインでは、宝くじに対する税金は当せん金額が2,500ユーロ以上の場合、その20%を納める義務があります。
当せんすると手放しに喜ぶ人が多いせいか、最近は宝くじの時期になるとファイナンシャルプランナーがテレビに出演し、アドバイスを語る風景をよく見かけます。
毎年CMが話題に!
「La lotería de Navidad」のキャンペーンCMは、毎年話題になります。というのも、ストーリー性がとても高く、クリスマス前にふさわしい感動もちょっぴり加わった力作が多いから。
今年のCMはスペイン人映画監督アレハンドロ・アメナバル氏によって製作されました。
まとめ
「La lotería de Navidad」はスペイン恒例の年末宝くじ。クリスマスの時期と重なることもあり、スペインではとても盛り上がるイベントです。
抽せん会当日は仕事も何か落ち着きがなく、ソワソワした気分が伝わってきます。
そんなワクワクするような宝くじの会話には「Condicional simple」や「Condicional compuesto」を使って夢いっぱいの表現を楽しみましょう。