犬と爆竹と聞いてどんな関係?と疑問に思う人も多いはずです。犬が敏感な聴覚を持っているのは皆さんもご存じの通り。
そんな犬たちにとってラテンアメリカのお祭りの時期は地獄のようなものなのです。どういうことなのかちょっと垣間見てみましょう。
レッスンの内容
会話
Olivia: ¿Cómo pasaron la navidad? ¿Se desvelaron hasta la media noche?
クリスマスはどうだった?夜中まで起きてたの?
Loren: Claro que sí. Y ¿tú?
もちろんよ。あなたは?
Olivia: Para nada. Tú sabes que nosotros por los perros casi no celebramos estas fiestas.
私たちは早くに寝たわ。うちは犬のことを考えてお祭り騒ぎはしないって話したわよね。
Loren: Me recordé que habías contado eso el año pasado. Y ¿cómo pasaron tus perros?
そういえば去年そう言ってたわね。それで、ワンちゃんたちはどうだった?
Olivia: Procuramos dormir temprano ese día y ellos se durmieron con nosotros, así que cuando estuvieron quemando las bombas ni sintieron.
犬も私たちも早めに一緒に寝たから、12時がきて爆竹がかなり鳴ってるとき気づきもしなかったみたい。
Es que se ponen muy nerviosos y a temblar, me da mucha pena verlos así.
爆竹が鳴ると恐くて震えだすからかわいそうなのよね。
Loren: Tienes razón. Yo no quemé nada de bombas, pero estuve despierta. Vieras que en frene de mi casa hay varios perros de la calle entonces los entré un ratito hasta que pasara todo.
そうね。私は爆竹は鳴らさなかったけど夜中起きてたから、家の前に何匹かいた飼い主のいない犬たちを騒ぎが終わるまで家に入れてあげたの。
Olivia: ¡Qué buen gesto de bondad! Si todas las personas fueran como tú, los perros no sufrirían. Quisiera que las personas pensaran un poco más en los animales.
いいことしたわね。みんながあなたみたいだったら飼い主のいない犬も苦しまないですむのに。もうちょっと動物のことを考えてくれたらいいのにってよく思うわ。

お祭りの習慣は爆竹
個人的な誕生日やお祭りごとはともかく、クリスマスや新年は夜中の12時に爆竹や花火でお祝いするのがラテンアメリカの日常です。
12月になると市場には様々な種類の爆竹が並び、多くの人がこの時とばかりに買っていきます。
法律でも規制されていないので爆竹を鳴らすこと自体は習慣なのですが、苦しい思いをするのが犬、特に飼い主がいない野犬です。
ただでさえ犬は音に敏感なのに、お祭りごとの時期になると町中が爆竹の音でいっぱいになるので逃げ場がなく、時には死んでしまう犬もいるほどです。犬にとっては地獄の12月と言っても過言ではありません。
おわりに
日本は騒音の規制などが厳しいので問題ありませんが、もしラテンアメリカで爆竹を鳴らしたりお祭り騒ぎを経験する際は、動物たちのことも考えてあげましょう。