「どっちがいい?」「〜してもいい?」と質問された時、特に希望や異論がなければ「どちらでも」「あなたが好きなように」と受け答えすることがありますよね。
そんな時に使われるフレーズが me da igual です。まずは会話文からご覧ください。
レッスンの内容
会話
Ana: ¿Qué te apetece desayunar, Pedro?
ペドロ、朝食はどうする?
Pedro: Ya que es domingo, podríamos ir a desayunar fuera.
日曜だし、外に食べに行こうか。
Ana: Sí, es buena idea.
いいアイデア。
Pedro: ¿A dónde te apetece ir?
どこに行く?
Ana: Me da igual. Elige tú.
どこでもいいわよ。あなたが決めて。
Pedro: Vale, pues vamos a la churrería de la esquina.
わかった、じゃあ、あの角にあるチュロス屋にしよう。
Ana: ¡¿A la churrería?! Es que…
チュロス屋!?そこは…。
Pedro: ¡Oye, Ana, ya está bien! Siempre dices que te da igual y luego le pones pegas a lo que yo digo.
アナはいつもそうだ。何でもいいと言いながら後で僕の意見に反対するんだよな。
Ana: Bueno, vale, vamos a la churrería…
いや、わかったわよ。チュロス屋さんでいい…。

ここに注目!
Me da igual.
igual は「同じ」という意味。da は動詞 dar の現在形・三人称単数形です。
「私に」という me を前に加えて、me da igual は「私にとってはどちらでもいい」という表現になります。
「私は気にしないから大丈夫です」と相手を気遣うように表現される場合もあれば、「どちらでもいいのであなたが決めて」と判断を委ねる時に使われる場合もあります。
また時には「そんなことはどうでもいい!」と怒りを込めて言い放たれることも…。

Me da igualを使ったスペイン語の例文
A:¿Pedimos vino tinto o vino blanco?
赤ワインと白ワイン、どちらにしますか?
B:Me da igual.
どちらでもいいです。
Me da igual lo que diga.
何を言われようと私は気にしない(自分には意味がない)。
Me da igual que vengas o no.
あなたが来ても来なくても、もうどうでもいい!
おわりに
同じフレーズでも、言い方やシチュエーションによってニュアンスは違ってきます。
本当に気にしていないことや、会話の流れでカジュアルに使われることが多いのですが、場合によっては投げやりだったり呆れていたりしている相手の感情が込められているかもしれません。
トーンや前後の会話で思いを読み取るのが大事ですね。