同じ綴りでもアクセントがあるかないかで意味が異なる場合があります。アクセント符号は正しくスペイン語を理解するための大事なポイント!
今回は、aunとaúnの違いに注目してみます。それぞれの使い方を確認していきましょう。
レッスンの内容
会話
Maki:La paella de tu madre está buenísima.
ラウラのお母さんが作るパエリアは本当においしいよね。
Diego:Es la mejor. Ni aun en los mejores restaurantes consiguen el mismo sabor.
最高だよ。高級レストランでさえ、あの味は作れないよ。
Maki:Me gustaría aprender a prepararla.
今度ぜひ作り方を習いたいな。
Laura:Yo también podría aprender. Por cierto, a mí aún no me ha enseñado ninguna receta.
私も一緒に習おうかな。そういえばまだ母のレシピを教えてもらったことがなかったから。
Diego:Teniendo una madre que cocina tan bien, deberías aprovechar para aprender ahora.
あんなにおいしいお料理を作るお母さんがいるんだから、今のうちにもっと学んでおくべきだよ。
Maki:Es verdad. Yo quiero que por lo menos aprendas la receta de esa paella para que perdure.
そうね。少なくともあのパエリアのレシピは引き継いでほしいよね。

ここに注目!
Ni aun en los mejores restaurantes…
高級レストランでさえ〜
aún no me ha enseñado…
まだ教えてもらったことがない
この aun は「~でさえ」という意味、そして aún は「まだ」という意味の副詞です。
特に aún は日常会話の中でよく使われるので、アクセントが付いているということを意識して覚えておきましょう。
aunとaúnの違い
aun =~でさえも、~だけれど
類義語は incluso / aunque。「~だけれど」という意味としては、最近では aun よりaunque が使われることが多くなってきました。
aún=まだ
類義語は todavía。aun は文頭に置かれますが、aún は動詞の前に置かれるのが一般的です。

aúnを使った例文
Aún es pronto.
まだ早いです。
María aún no ha llegado.
マリアはまだ着いていません。
Carlos aún está comiendo.
カルロスはまだ食べています。
aunを使った例文
Aun así no puedo comprarlo.
それでも買えません。
Aun teniendo coche, Luis viene andando a la oficina.
ルイスは車を持っているけれど会社へは歩いてきます。
おわりに
aun と aún のようにアクセントの有無で意味が変わる単語はほかにもあります。
例えば、estaとestá、este と esté、si と sí など。文字を見るとわかりやすいですが、ネイティブたちの実際の会話を聞き取るのは最初のうちは難しいかもしれません。
まずは違いがあるということを覚えて、使い分けができるように慣れていきましょう。