「ダーリン」「ハニー」そんな甘い呼びかけをスペイン語にすると?
恋人同士や親しい仲間内でお互いを呼び合う時に使われている定番表現。これを知っておけば、きっとすぐに相手との距離を縮められますよ。
レッスンの内容
会話
東京転勤から戻ってきた夫婦ペドロとアナが、マドリッドで親友に再会したシーンです。
Laura:¡Hola, guapo!
はーい、グアポ!
Pedro:¡¿Qué tal, Laurita?! ¡Cuánto tiempo!
ラウリータ、元気?久しぶり。
Ana:¡Hola, Laura, guapa!
はーい、ラウラ。グアパ!
Laura:¡Cuánto me alegro de veros! ¡Ya hace cinco años! Desde que os fuisteis a Tokio, ¿no?
あなたたちにまた会えて嬉しい。東京に行ってから5年ぶりよね。
Ana:La mudanza ha sido un lío. La verdad es que no hemos visto a casi nadie todavía.
引っ越しが慌ただしかったから、スペインに戻ってからもしばらく誰にも会えていなかったの。
Laura:¿Ya estáis más tranquilos?
もう落ち着いた?
Pedro:Sí, pero no nos acostumbramos a Madrid. Comparado con Tokio, todo está tan sucio…
ああ、でもまだマドリッドに慣れていないよ。東京に比べると街が汚くて・・・。
Ana:Cariño, no te quejes. Eres tú el que tenía muchas ganas de volver. Tú eres madrileño, así que te acostumbrarás rápido.
カリーニョ、文句は言わないで。戻ってくることをずっと楽しみにしていたでしょ?あなたはマドリッド生まれなのだから、すぐにまたこの街に溶け込むわよ。

ここに注目!
guapo / guapa
「かっこいい」「かわいい」というこの言葉は、いろんな場面で耳にする呼びかけです。
友人に対してや家族の間で相手を呼ぶ時、または、ペットに声をかける時など。市場に行けば、売り場の店員からそう声をかけられることもあります。
日本人からすると、いきなり「かっこいい!」「かわいい!」と言われたらドキッとするかもしれませんね。しかし、日常的な気軽な呼びかけなので、軽く会話として受け止めましょう。
Laurita
これは、Laura という名前の語尾を変えて、可愛らしく言っている表現です。
名前の語尾を -ito(男性)/ -ita(女性)と変化させると、小さくて愛らしいというニュアンスが加わります。日本語で例えると「〜くん」「〜ちゃん」というイメージですね。
Cariño
カリーニョは、恋人やパートナーを呼ぶ際の愛ある言葉。男性女性どちらに対しても使えて、性による語尾変化はしません。

親しい相手への呼びかけ方
▼若い人たちがよく使っている呼び方
- tío / tía
- chaval / chavala
▼恋人や子供たちに愛情を持って接する時の呼び方
- bonito / bonita
- mi amor
- cielo
※mi amor、cielo は性による変化はせず男女共に同じ形です。
おわりに
相手に愛情を見せる、親しみを込めて呼ぶ、というのは、スペイン語圏ではごく当たり前のこと。
こうした呼びかけが自然と言えるようになったら、あなたももうスペイン語に慣れ親しんでいる証拠です。