基本的な単語は知っているんだけど、この単語を動詞の使い方が分かればいいなと考えてしまうことがありますよね。
今日はスペイン語の名詞や形容詞を動詞にする方法、見分け方を見てみましょう。
レッスンの内容
動詞の決まり
スペイン語を学び始めて最初に気づく規則は、「動詞は必ず R で終わる」ことです。comer, caminar, escribir など、最後が r で終わっていると動詞の原形であることに気づきます。
そこから主語や時制に合わせて変化していきます。では形容詞や名詞から動詞にするにはどうしたらいいでしょうか?
bello(美しい)
bello, bella は美しいという形容詞です。”美しくする”と言いたいときは embellecer にします。(hacer belloももちろんOK)
bello の前に em をつけて、最後を r にすることで、あっという間に動詞になってしまいます。
Los pájaros contribuyen a hacer bello este jardín.
Los pájaros contribuyen a embellecer este jardin.
小鳥がいることでこの庭園はとても美しい。
Nosotros queremos hacer todo lo posible para que se vea mas bello este pueblo.
Nosotros queremos hacer todo lo posible para embellecer este pueblo.
この村がさらに美しくなるように全力を尽くしたいと思います。
同じことを言うにも、形容詞を変化させるだけで様々な言い方ができます。
orgulloso(誇らしい)
Estoy orgulloso de ti.
あなたのことでとても誇らしく思う。
このフレーズは聞きなれていますよね。orgulloso という形容詞も enorgullecer という動詞にできます。使い方を見てみましょう。
Me enorgullece que ganaste primer lugar.
あなたが一位をとったことを誇らしく思う。
Me enorgullecen ustedes porque trabajan muy bien como equipo.
チームとしてよく働いてくれて、本当に誇らしいわ。
このような動詞を使うのは上級レベルですが、会話を聞いていて「あれ?この動詞どういう意味かな?」と思った時は、最初の en や em と最後の r を取り除くと、知っている名詞や形容詞が見えてくるということもよくあります。
この決まりを知っていると、理解の幅が広がりますよね。
おわりに
単語や変化形をひとつづつ覚えていくのは、言語を学ぶ上で頭の痛くなるプロセスですよね。でもちょっと簡単な規則を覚えてしまうと、学習の効率がぐんと上がります。是非使ってみてくださいね。