葬式にまつわる習慣や伝統は、国や地域によって異なります。今日は日本とはちょっと違うグアテマラの葬式事情を見てみましょう。
レッスンの内容
会話
Aiko: Parece que no hay paso por aquí. ¿Por qué hay mucha gente?
この辺り通行止めみたいね。なんでこんなに大勢の人がいるの?
Jim: Creo que falleció alguien. Toda la gente que ves va al cementerio.
誰かが亡くなったみたいだね。ここに見えるすべての人が墓地に向かっているんだよ。
Aiko: ¿Qué va a hacer en el cementerio?
墓地で何があるの?
Jim: Practicamete va solo para enterrar. El sentido es que acompañe a los familiares.
実際には埋葬するだけだよ。亡くなった人の親族と一緒に墓地に行くことに意味があるんだ。
Aiko: No entiendo por qué tapa la calle por eso.
それで道が塞がれるってなんか納得いかないな。
Jim: Bueno, es costumbre. En ese caso, no podemos hacer nada. Hay que respetar esperando con paciencia.
そうだね、でもそれが習慣だから。この場合はどうしようもないよ。根気強く待って、彼らを尊重しないとね。
Aiko: Que interesante. Ni modo, vamos a esperar hasta que se acabe.
興味深いわね。仕方ないか、終わるまでゆっくり待つとしよう。
グアテマラの葬式の順序
日本の通夜にあたるものは、基本的に家で行われます。ナイロンのポリ袋のようなものでできたリボンが家の入口に飾られるので、誰かが亡くなったときはすぐにわかります。
来てくれた人のために朝昼晩と食事が用意され、近所の人や親族は総出で仕出しに携わります。例え亡くなった本人と直接面識がなかったとしても、家族を慰めるという意味で大勢の人が家を訪れます。
ミサ(カトリックの場合)が終わると、教会から墓地まで大行列を作って徒歩で進みます。車はその間通行止めになり、全員が通り過ぎるまで忍耐強く待ちます。
日本は火葬ですがグアテマラは土葬です。そのため、遺体は木の箱に入れられ、そのまま墓地に運ばれて埋葬という形になります。
おわりに
急いでいるときに葬式の行列にあうと、つい日本人の感覚でイライラしてしまうかもしれません。でも文化や習慣を知っていると、尊重して付き合っていけますよね。
グアテマラの葬式事情、ぜひ覚えておいてください。