エルサルバドルと聞くと何を想像しますか?地図上どこにあるかよくわからないという人もいれば、治安が悪いというイメージをもっている人もいます。
今日はそんなエルサルバドルの現状を少し見てみましょう。
レッスンの内容
会話
Susana: Yo he escuchado del salvador que es muy peligroso.
エルサルバドルはすごく危ないって聞いたことがあるけど。
Jeni: Es cierto, pero teniendo precaución se puede andar en la calle.
そうなの。でも注意しながら街を歩くことはできるよ。
Susana: ¿A qué se debe que hay tanta violencia?
なんでそんなに危険なの?
Jeni: Hay dos grupo de mareros, entre ellos siempre hay conflictos.
二つのギャング集団があって、その間でいつも争っているの。
Susana: Y ¿ No hay manera de resolver la situacion?
なにか解決する方法はないの?
Jeni: Pues lamentablemtente no ha habido nadie que pudiera resolverlo.
今のところ残念ながら誰も解決できてないの。
治安が悪い理由はギャングの存在
大きな二つのギャング集団が牛耳っていて、その間での抗争が絶えないことが、治安の悪い原因の一つです。
ギャングに入るには人を殺すことが条件。またこのギャング集団はアメリカにも拠点があるので、国際的にも大きいグループといえます。
首都サンサルバドルは特に観光地もないので、空港と観光地の乗り継ぎ地点という形です。
貴重品を前面に出して持ち運ばないこと、信頼できる交通手段を確保することなどを徹底して移動すれば、危険が避けられます。
ドルを使うから豊かな国?
ラテンアメリカで唯一アメリカドルを使うエルサルバドルは豊かな国と勘違いされがちですが、現実はそうではありません。
一日の平均賃金(農業)は4ドルほどと、中米の中でも低いといえます。240万人が貧困層に入るほどで、多くの人がアメリカに出稼ぎに出ています。
でも近年はアメリカでの就労ビザ取得も難しくなっており、強制退去される人が多いのも社会問題になっています。貧困も犯罪が増加する原因の一つに挙げられます。
おわりに
エルサルバドルのことを聞いたことはあっても、現状を知るのはなかなか難しいですよね。
治安や経済面での現実は厳しいですが、人柄はとても親しみやすく温かく陽気な人たちばかりで、食べ物も日本にはないププーサスなど美味しいものがたくさんあります。
十分に注意して旅行を楽しんでくださいね。