凧揚げというと、一番に思い浮かぶのがお正月、そして端午の節句といったところでしょうか。
縁起物としての子供の遊びというイメージがある凧揚げですが、ラテンアメリカでは由来も規模もだいぶ違ってきます。どんなものなのか見てみましょう。
レッスンの内容
会話
Clara: Ya mero es la festival de barilletes, ¿irás a ver?
もう少しで凧揚げ祭りだね。見に行く?
Jackie: Claro que si amiga. De hecho, vamos con toda mi familia porque ya es costumbre.
もちろんよ。もうすっかり習慣になってるから家族みんなで行くわ。
Clara: Es muy imporesionante ver tantas barilletes gigantes este dia.
あんなにたくさんの巨大な凧を見られるって本当にすごいよね。
Jackie: Me recuerdo que de peqeña siempre vi en la televisor este festival.
小さいころからいつもテレビでこのお祭りを見ていたな。
Clara: Yo también cuando me llevaron por primera vez, me quedé emocionada al ver que estaban compitiendo tantos.
初めて連れて行ってもらったとき、凧揚げ競争にワクワクしたのを今でも覚えている。
Jackie: Posiblemente nos veremos allá.
会場で会えるね。
凧揚げの起源
まず初めに、中米では凧揚げは一般的に死者の日(11月1、2日)に行われます。
この日になると、死者の魂が戻ってくると考えられており、多くの人は墓地に食事や飲み物を持っていきそこで時間を過ごします。日本のお盆と似ていますよね。
そこに凧揚げがどう関係してくるの?と思うかもしれませんが、凧を揚げることでなくなった人の魂とつながることができるというのが、中米の人の考え方です。
巨大凧揚げ大会
Festival de barriletes gigantes
グアテマラのスンパンゴという所では、この日付になると毎年、世界的にも有名な巨大凧揚げ大会が行われます。
いくつかのチームに分かれて、何か月も前から夜も休まず凧を手作りします。伝統の他にも芸術として人々を楽しませようとする意気込みが感じられます。
ちなみに、直径16メートルを超える凧の場合、材料や人件費も含め80000ケツァール(グアテマラの一か月の賃金がよくて2000ケツァール)にまでなりますが、それでも彼らはこの日をとても大切にしています。
おわりに
これだけの情熱を凧に注いでいる人たちがいるって興味深いですよね。インターネットでもこのお祭りの様子はよく取り上げられています。
機会があればぜひ見てくださいね。アートの観点からも、楽しく見られると思いますよ。