スペイン語の feria は日本語に訳すとフェアに相当します。フェアというと催事やイベントといったイメージですが、ラテンアメリカのフェリアにはもうちょっと深い意味合いがあるんです。
今回はその言葉の由来と、それにまつわる伝統を見てみましょう。
レッスンの内容
会話
Camila: Desde la mañana esta sonando muchas bombas. ¿Qué es lo está celebrando?
今日は朝から爆竹がよくなってるわね。何の祝い事?
Faby: Hoy es el mero día de la feria, ¿no sabías?
今日はフェリアが一番盛り上がる日よ、知らなかった?
Camila: No lo sabía. Pero ahora que me explicas entiendo por qué han habido muchos puestos de juegos y de comida en la calle.
知らなかったわ。でもそういわれると最近道に娯楽や食べ物の屋台がやたら多くあるわね。
Faby: Si, es por esa razón.
そうそう、フェリアだからよ。
Camila: Y ¿cúanto tiempo dura la feria?
それで、フェリアはどのくらい続くの?
Faby: Normalmente una semana. Depende de cada pueblo, varian las tradiciones.
大体は一週間くらいかな。その町によって伝統は様々だからね。
Camila: O sea, ¿no es de todo el país?
じゃあ国全体のお祭りじゃないってこと?
Faby: No. Cada pueblo tiene su Santo y la feria tiene su origen a eso. Ahorita te explico.
違うわ。それぞれの町に”聖人”がいてね、フェリアはそれに由来してるのよ。今説明するから。
フェリアの由来
フェリアは基本的に県や町によって日付が全く異なります。なぜかというと、それぞれの町がそこで崇められている聖人(Santo)を思い出し祝うからです。
聖人と言うのは、その町で偉業を成し遂げ名が知られるようになった歴史上の人物で、徳の面で際立った人が亡くなる際に Santo という称号を与えられ、代々その人のことが語り継がれるといった感じです。
フェリアには色々な側面があり、娯楽、宗教的な行事、食べ物の屋台なので溢れます。遊戯施設を移動式でフェリアからフェリアに運ぶ仕事に就く人もいるくらいです。
フェリアの中心日には聖人を担いだ行列が町を歩き、信心深い人たちは毎年のように聖人のことを思い出します。
おわりに
フェリアの時にしか見れない屋台が現れるのも一つの見どころです。代表的なものはチュロス、プラタノのフライ、ポップコーンなど。
もちろん普段でも食べれますが、屋台で買って食べるのは一味違うもの。興味のある人はぜひ試してみてください。