どんなに親しくても、ケンカをしてしまうことはありますよね。そして、ケンカの後で自分の言動を反省することもあるでしょう。
今回のテーマは「仲直り」。相手を傷つけてしまったり言いすぎてしまった時に謝るためのスペイン語フレーズを学んでいきましょう。
レッスンの内容
会話
〜電話にて〜
Sara:¿Estás bien?
元気?
José :Sí, ¿qué pasa?
ああ。どうしたの?
Sara:Quería pedirte perdón por lo de ayer. Si te molesté, lo siento mucho.
昨日のことを謝りたくて。もしも気にしていたらごめんなさい。
José:¿Qué pasó ayer?
何のことだっけ?
Sara:Cuando te dije que eras tonto y que eras lo peor. ¡Eh! ¿No te acuerdas?
あなたをバカだとか最低だとか言ったこと。え?覚えていないの?
José:¡Ah! ¿Eso? No te preocupes. Se me había olvidado.
ああ、あのことか。全然気にしていないよ。すっかり忘れていたくらい。
Sara:¡Qué! Yo pensaba que me había pasado y estaba arrepentida. Anoche no pude dormir pensando en eso.
サラ:そんな!私は言い過ぎたと思って反省したのよ。気になって昨日は眠れなかったんだから!
José:¡Qué dices! ¡Ja, ja, ja! No te preocupes, tranquila.
そうなんだ、ははは。気にするなって。落ち着きなよ。
Sara:¡Oye, que te estoy hablando en serio! ¿A qué viene ese tono trivial?
こっちは真剣に話しているのに、何よ、その軽い言い方。
José:¿Otra vez estás enfadada?
また怒ってるの?
Sara:¡Ch’! Es porque tú dices ese tipo de cosas. ¡Eres lo peor, de verdad! ¡Idiota!
もぉー、あなたのそういうところが嫌い。本当に最低!バカ!

ここに注目!
この会話では結局仲直りができていませんが……、注目していただきたいのは、サラさんが一度謝って反省の言葉を伝えているポイントです。
Si te molesté, lo siento mucho.
もしあなたを嫌な思いにさせていたら、ごめんなさい。
molestar は「邪魔をする・不快にする・迷惑をかける」という意味の動詞です。
ここでは「私があなたを不快にした」と言っているので主語は私。動詞は一人称の点過去形に変化させています。
lo siento mucho は、「本当にごめんなさい」という謝罪のフレーズです。
仲直りに役立つスペイン語
仲直りの前に、まずはケンカに関する表現も確認しておきましょう。
Él y ella discuten mucho.
彼と彼女はいつもケンカをしている。
Ella está enfadada.
彼女は怒っている。
Ella le dijo llorando: “¡Esto no te lo perdono!”
「絶対に許さない!」と彼女は泣きながら言った。

仲直りしたい時に使えるスペイン語フレーズ
Dejemos de discutir.
もうケンカはやめましょう
Lo siento mucho.
とても反省しています
Perdóname, por favor.
許してください
No quiero discutir más contigo.
これ以上あなたと言い争いたくない
Hagamos las paces.
もう一度やり直したい
Hablemos tranquilamente.
ゆっくり話し合おう
おわりに
人間関係を築いていくためには、相手を思いやるひとことが大事ですね。ギクシャクしてしまったら、素直に気持ちを伝えて仲直りを。
大切な関係を失わないように、スペイン語でも反省の言葉や和解のフレーズを覚えておきましょう。