スペイン語の言い間違えや聞き間違えをして、恥ずかしい思いをしたことはありませんか?誰でも、穴があったら入りたいと思うような経験はあるものです。
さて今回は、「ああ、恥ずかしい!」という思いを表すスペイン語表現を覚えていきましょう。
レッスンの内容
会話
Laura:Ha venido un jefe nuevo que es terrible. Hace trabajar a todos los subordinados, pero él no hace nada.
最近転任してきた上司がひどいのよ。自分では何もせずに、全て部下にやらせるの。
Miguel:¡No sé cómo ha podido llegar a ser jefe una persona así!
そんな人がよく上司になれたもんだ。
Laura:Solo se dedica a mandar y luego se atribuye el trabajo de sus subordinados. ¡Es un sinvergüenza!
指示ばかりして、部下の仕事を自分の手柄にして。本当に恥知らずな人。
Miguel:¿Tus compañeros no dicen nada?
同僚たちは何も言わないのかい?
Laura:Vienen a consultarme a mí, pero como decírselo a él directamente no va a servir de nada, estoy recogiendo sus quejas.
私のところに相談には来るけど、本人に言ってもきっと仕方がないのでしょうね。私が取りまとめているわ。
Miguel:El jefe tendrías que ser tú. Eres dinámica y eficiente, y la gente confía en tí. Serías una jefa muy buena.
キミが上司になるべきだよな。行動力があるし、気が効くし、信頼できるし。最高の上司になると思うよ。
Laura:Me vas a sacar los colores.
(そんなに褒められたら)照れるなぁ。
Miguel:Por cierto, Laura, llevas la chaquta al revés, ¿no?
ところで、ラウラ、そのカーディガンはもしかすると表と裏が逆じゃないのかな?
Laura:¡¿Qué?! ¡Es verdad! ¡Ah, qué vergüenza!
えっ、本当だ!きゃ〜!恥ずかしい〜。

ここに注目!
¡Es un sinvergüenza!
sinvergüenzaは「厚かましい、恥知らず」という意味を持つ単語です。
上記の会話ではネガティブな印象がやや強いですが、実際の日常会話では軽い冗談っぽく「ずるいな〜」というニュアンスで言うこともあります。
Me vas a sacar los colores.
直訳すると「あなたが私の色を取り除く」。これは「顔が赤くなってしまう」=「恥ずかしい、照れる」ということを表す定番フレーズです。
¡Ah, qué vergüenza!
「ああ、恥ずかしい!」という気持ちを示すのが、このひとことです。
vergüenzaは「恥」という意味の名詞で、sentir vergüenza/dar vergüenzaの形で「恥ずかしいと感じる」と言い表すことができます。

「恥」に関連したスペイン語表現
▼恥ずしがり屋
Laura es muy vergonzosa.
ラウラは恥ずかしがり屋だ。
▼恥をかく、恥ずかしい思いをする
Cuando se me olvidó el discurso, sentí mucha vergüenza.
スピーチを忘れて、とても恥ずかしかった。
▼恥ずかしい
A Luis le da vergüenza bailar en público.
ルイスはみんなの前で踊るのが恥ずかしい。
▼恥知らず、図々しい
¡Cómo se cuela! ¡Qué sinvergüenza!
平気で横入りしてきて、なんて図々しい!
▼恥入る、穴があったら入りたい思いをする
Cuando me di cuenta de que había metido la pata, pensé “tierra, trágame”.
人前で大失敗して、穴があったら入りたい気分だった。
おわりに
できれば恥ずかしい思いはしたくないものですが、語学においては特に、恥を怖がっていたら話せるようにはなりません。
恥ずかしい思いも言葉にしてその場で流して、前へ進みましょう!