誰かにジェラシーを感じたり、何かを褒めたりする時にふと口に出るひとこと、「うらやましい」。スペイン語ではどのように表現するのでしょうか。
さっそく会話例からご覧ください。
レッスンの内容
会話
Sergio:Ganaste el partido de padel de la semana pasada, ¿no?
先週のパデルの試合で優勝したんだって?
Diego:¡Ah! Sí, el del campeonato de Madrid.
ああ、マドリードの大会でね。
Sergio:Eres bueno en los deportes, trabajas muy bien, cocinas de miedo… Todo se te da bien. ¡Qué envidia me das!
ディエゴはスポーツ万能だし、仕事もできるし、料理もうまいし、なんでもできるよな。うらやましいよ。
Diego:En los deportes eres mejor tú. Tú juegas mejor al golf, por ejemplo.
スポーツはセルジオほうができるでしょ。ゴルフはキミのほうが上手だよ。
Por cierto, la próxima semana viene Paula a Madrid. ¿Vamos juntos a algún sitio?
あ、そういえば、来週ディナが来たらどこに行こうか。
Sergio:¡¿Qué?! ¿Que viene Paula?
え?ディアが来るって?
Diego:Sí, viene a Madrid por trabajo. Me dijo que quería salir a cenar. ¿Estás ocupado el jueves por la noche?
仕事でマドリードに来るんだって。一緒に食事に行こうと連絡があったのだけど。木曜日の夜、忙しい?
Sergio:Id vosotros.
いや、僕はいいよ。
Diego:¿Tienes algún plan?
予定があるの?
Sergio:No, pero no te preocupes. Divertíos.
いや、ないけどいいよ。楽しできて。
Diego:¿Qué te pasa? ¿Estás enfadado? ¿No estarás celoso? Me dijo que te había enviado un mensaje a ti y, como no habías contestado, me lo dijo a mí.
あれ、なに?もしかして怒ってる?嫉妬してるの?違うよ、セルジオにメッセージを送ったのに返事がなかったからって言ってたよ。
Sergio:Ah, ¿sí? A ver… Es verdad. Tenía un mensaje suyo y no me había dado cuenta.
ん?本当?…あ、本当だ。メッセージに気づいていなかったよ。
Diego:Entonces vamos juntos, ¿no?
それで?一緒に行くよね?
Sergio:Venga, vale. ¿A dónde podemos ir…?
ああ、うん、行くよ。どこに行こう…。

ここに注目!
¡Qué envidia me das!
envidia は「羨望、妬み、嫉妬」という意味の名詞です。
直訳すると「なんていう羨望をキミは僕に与えるんだ」といった内容ですが、これは「うらやましい!」という感情を表しているフレーズです。
上記の会話例では、相手の活躍のすばらしさを称えている気持ちが含まれています。
一般の日常会話では「いいな~」「すごいな~」「うらやましいな~」という感嘆表現として、 ¡Qué envidia! というひとことがよく使われます。
¿No estarás celoso?
celoso は「嫉妬深い、うらやましい」という意味の形容詞です。
estar動詞+celoso/a で「嫉妬している、やきもちをやいている」といったその時の状態を表します。※ser動詞を使うと「嫉妬深い」というその人の性格を表します。
また名詞形である celos を動詞tener と組み合わせて、 tener+celos の形でも「嫉妬する、やきもちをやく」という表現ができます。

嫉妬の気持ちを表すスペイン語
¡Qué envidia!
なんてうらやましい!
Tiene celos de su hermano.
彼は兄にやきもちをやいている。
Su novio es muy celoso.
彼女のボーイフレンドはとても嫉妬深い。
おわりに
身近な誰かに「うらやましいな~」と思うことはありますよね。例えば、スペイン語を勉強しだしてすぐに上達した人がいたら、そう感じるかもしれません。
でも、語学の上達は人それぞれ。誰かと比べずに、少しずつボキャブラリーを増やしてコツコツと身につけていってくださいね!