スペイン語を学ぶとき一番初めにマスターするのが人称の使い方です。usted, túの国による使い方の違いを見ていきましょう。意外な事実にびっくりするかもしれません。
レッスンの内容
会話
Arisa: Hoy pareciera que es día internacional.
今日はとっても国際的な日ね。
Nancy: ¿Por qué lo dices?
なんでそう思うの?
Arisa: Somos de varios paises diferentes, ¿te das cuenta?
だって私たちみんな違う国から来ているじゃない、気づいた?
Nancy: Viendolo bien, tienes razón. Como hablamos mismo español, no me di cuenta.
よく見てみたらそうね。同じスペイン語を話すから、全然気づかなかったわ。
Arisa: Es cierto que hablamos mismo español pero no es exactamente lo mismo.
確かに同じスペイン語を話すけど、全く同じっていうわけでもなさそうよ。
Nancy: ¿Qué quieres decir?
何が言いたいの?Arisa: Hace rato estuve platicando con Juan y le pregunté por qué me trataba de usted ya que somos muy amigos.
ちょっと前にフアンと話していて、なんで私たちこんなに仲のいい友達なのに私にustedを使うのか尋ねたの。
Nancy: A mi también me trata de usted y me siento incómoda porque siento que no me tiene confianza.
確かに私にもustedで話してくるわ。信頼関係がないのかなってちょっと悲しくなるの。
Arisa: Dije lo mismo yo a él. Pero resulta que en Costa Rica, donde es él, hasta los esposos se tratan de usted.
私も同じことを彼に言ったの。そしたらね、彼の出身のコスタリカでは、夫婦の間であってもustedを使うんだって。
Nancy: Me cuenta creerlo.
ちょっと信じられないわ。
Arisa: A mi también se me hace dificil creerlo. Pero es su cultura.
私も信じられないけど、それが彼らの文化みたいよ。
場所が変われば使い方も変わる人称
年下、友達や家族など、信頼関係のある間柄ならtú
目上の人や初対面などの相手にはusted
これが基本的な使い分けですが、国が変わるとこれも違ってくるのです。例えば…
コスタリカ:基本的にどんな人にもustedを使う。家族、夫婦、動物、子供などどんなに親しい中でもusted が普通。
グアテマラ:男性の友達同士でtúを使うと、ゲイ(おかま)のように聞こえてしまう。男性友達とのやりとりは vos(かなりの親しさがこめられている)かusted(フォーマル)のどちらか。
ちなみに男性と女性、女性同士では vos, tú,usted のどれでも使える。
おわりに
中南米はスペイン語が話されるので楽!なんて思ってしまいますが、実は国によって小さな違いがたくさんあります。
こういうことを知っておくと、コミュニケーションにがスムーズにできて、友達の輪を広げるのにも役立ちますよ。